スキルシート

スキルシートの無料テンプレート(Excel)|案件に伝わる項目と記入のコツ

Relay編集部5分

この記事の要点

  • スキルシートはゼロから作らず、項目が並んだテンプレートを使うのが速くて確実
  • テンプレを埋めるときのコツは“盛る”ことではなく、やった工程を案件先に伝わる言葉へ翻訳すること
  • Relayはスキルシートの無料Excelテンプレートを配布。登録すれば、書き方の簡易アドバイスも受けられる

スキルシートをゼロから作るのは大変です。何を書くか、どの順に並べるか、どこまで具体的に書くか——決めることが多く、最初の一枚で手が止まりがちです。

そこでおすすめなのが、案件先に伝わる項目があらかじめ並んだテンプレートを使うこと。Relayでは、フリーランスエンジニア向けのスキルシートExcelテンプレートを無料で配布しています。枠を埋めていくだけなので、白紙から考えるより速く、項目の抜けも防げます。

▶ スキルシートのテンプレート(Excel)を無料ダウンロード

ダウンロードしたExcelには、記入例のサンプルが別タブに入っています。空欄だけだと書き方に迷うので、まずはサンプルのタブを開いて、「どのくらいの粒度で書けばいいか」を確認してから、自分のタブを埋めていくとスムーズです。同じ記入イメージは、登録フォームのサンプルPDFからも確認できます。

テンプレートを使う理由

スキルシートは、自由に作ろうとすると意外と手が止まります。何を書けばいいか、どの順で並べればいいかを、自分で決めなければならないからです。

テンプレートを使うと、この負担がなくなります。

自由に作る場合テンプレートを使う場合
項目を自分で考える枠が用意されている
案件先が見たい項目が抜けやすい抜けが起きにくい
稼働開始時期や担当工程など、忘れがちな項目が最初から入っています。
並び順に迷う読みやすい順に並んでいる
体裁を整える手間がかかる埋めるだけで形になる

テンプレートに含まれる項目

テンプレートには、案件先が見たい情報があらかじめ並んでいます。

項目書く内容
基本情報氏名(イニシャル可)・年齢・最寄駅・稼働開始時期・希望条件
保有スキル言語・フレームワーク・クラウド・DB・ツール
経験年数とレベル(実務/知見あり等)を添えると精度が上がります。
業務経歴参画期間・案件概要・担当工程・規模・使用技術・成果
ここが中心です。案件ごとに同じ粒度で書きます。
担当工程要件定義〜運用保守のうち、実際に担当した範囲
自己PR強み・得意な進め方・関われる工程の幅

あとは、この枠に自分の経験を入れていくだけです。どこに何を書くかを迷わずに済むので、内容そのものに集中できます。項目ごとの詳しい書き方はスキルシート完全ガイドにまとめています。

記入のコツは“翻訳”すること

テンプレートを埋めるときに大切なのは、立派に見せるために盛ることではありません。やった工程を、案件先に伝わる言葉へ「翻訳」して書くこと。日常の言葉のままだと、担当した範囲が伝わらず損をします。

たとえば、日常の言葉と、案件先に伝わる書き方は次のように変わります。

日常の言葉案件先に伝わる書き方
ユーザーと打ち合わせした顧客と要件をヒアリングし、仕様の認識合わせと優先順位の調整を実施
「誰と話したか」より「何を決めたか」を書きます。
管理画面を作った管理画面の基本設計から実装までを担当(React / TypeScript)
担当した工程と技術を添えます。
バグを直した決済処理の不具合を原因調査のうえ改修し、再発防止のテストを追加
原因と再発防止まで書くと、運用も任せられると伝わります。
テストしたテスト設計から単体・結合テストまで担当し、リリース前の品質を担保
どの粒度のテストかを書き分けます。

やっていないことを書き足すのではなく、やったことの粒度を上げるだけです。言い換えの具体例は経験を“案件に伝わる言葉”に翻訳するスキルシートの書き方に、工程別の記入例は担当工程の書き方にまとめています。

盛らないことは、単なる建前ではなく実利があります。案件先との面談は、基本的にスキルシートを見ながら進むため、書いてあることがそのまま質問になります。広げて書いた部分は、深掘りされると答えに詰まり、シート全体の信用を下げてしまいます。正確に書いてあるほうが、面談でも崩れません。

使ったソフト・技術は、バージョンまで書く

使用技術を書くときに、意外と効くのがバージョンを添えることです。技術名だけだと同じに見えても、バージョンによって実態はかなり変わるためです。

バージョンなしバージョンあり
JavaJava 8 / Java 17
8と17では書き方も設計も別物です。案件が求めるほうと合うか判断できます。
ReactReact 16(クラス)/ React 18(Hooks)
世代が違うと、そのまま入れるかキャッチアップが要るかが変わります。
PythonPython 2 系 / 3 系
SpringSpring Boot 2 / 3

案件先は、「今の現場に、追加の学習なしで入れるか」を見ています。バージョンが分かると、この判断がその場でできるので、確認のやり取りが減ります。

そして、古いバージョンの経験が不利になるとは限りません。レガシーな環境の保守・移行案件では、むしろ古い世代を触ってきた人が求められます。「Java 8 の保守」「AngularJS からの移行」といった経験は、隠さず書くほうが合う案件に届きます。

あわせて、周辺のツールやミドルウェアも書いておくと、環境の解像度が上がります。DB(PostgreSQL / Oracle など)、インフラ(AWS / オンプレ)、CI(GitHub Actions / Jenkins)あたりは、案件のマッチングに直結します。

埋める順番に迷ったら

テンプレートを開いても、どこから手をつけるか迷うことがあります。おすすめは、書きやすいところから埋めることです。完成度を最初から求めると、手が止まります。

順番やること
1基本情報とスキル一覧を埋める
事実を書くだけなので、いちばん手が動きます。
2直近の案件から書く
覚えているうちに、記憶が新しい案件から埋めます。
3過去の案件をさかのぼる
古い案件は、担当工程と技術が思い出せる範囲で構いません。
4自己PRを書く
経歴を埋めたあとのほうが、強みが見えて書きやすくなります。

自己PRを最初に書こうとすると、たいてい詰まります。経歴を先に埋めてから、そこに出てきた共通点を自己PRにまとめると、書くことに困りません。自己PRの書き方は自己PR欄の書き方にまとめています。

他社のフォーマットを使っている場合

すでに別のスキルシートを持っている場合、無理に作り直す必要はありません。ただ、案件先が見たい項目が入っているかだけは確認しておくとよいです。

特に抜けやすいのが、次の項目です。

  • 担当工程 … 「開発」だけで、どこから入ったかが書かれていない
  • 稼働開始時期 … いつから動けるかが分からない
  • 案件の規模 … チーム人数や対象の規模感がない

このテンプレートは、こうした項目が最初から並ぶように作ってあります。今のシートに足りない項目を確認するチェックリスト代わりとしても使えます。足りない項目だけを今のシートに追記すれば、作り直さずに済みます。

なお、フォーマットが違っても、案件を紹介する側が見るポイントは同じです。見た目より、担当工程と稼働開始時期が分かることのほうがずっと重要です。

Excelで作るときの小さなコツ

テンプレートはExcel形式です。編集するときに、いくつか気をつけると読みやすくなります。

  • 更新日は手で入れる … 自動で今日の日付になる関数を使うと、中身が古くても日付だけ新しくなり、実態とずれます(いつ更新すべきか
  • 直近は詳しく、古い案件は要点だけに … 全部を同じ濃さで書く必要はありません。直近・関連の強い案件を厚めに、古い案件は簡潔にまとめると読みやすくなります(くどくならない範囲で)

体裁より中身が大事ですが、読みやすさも判断のスピードに影響します。整えるところは整えておくと、案件先の負担が減ります。

スキル一覧の書き方でつまずかないために

テンプレートのスキル一覧は、技術名・経験年数・レベルを並べる形になっています。ここで迷いやすいのが「レベル」の付け方です。

レベルは、次のような目安で考えると付けやすくなります。

レベルの目安どういう状態か
即戦力設計から実装まで、指示なしで進められる
実務経験あり実案件で使ったことがあり、調べながら進められる
知見あり学習や個人開発で触れたことがある
実務未経験なら、この扱いにしておくと面談で齟齬が出ません。

迷ったときは、低めに付けておくのが安全です。高く付けて面談で深掘りされると崩れますが、低めに書いておいて実際はできた、という方向のズレは問題になりません。むしろ、控えめに書いた人が実際にできると、印象はよくなります。

技術名は、実務で使ったものを中心に絞ります。触った程度のものを大量に並べると、何が得意なのかが分からなくなります。数より、どの技術で何を作ったかが伝わるほうが効きます。

埋めたら、案件につなげる

テンプレートを埋めてスキルシートが整ったら、それを起点に案件を探せます。Relayに登録すれば、ご提出のスキルシートをもとに、経験に合う案件を担当者がメールでご紹介します。登録面談なし・営業電話なしです。

書き方に迷う部分があれば、提出するだけで終わらせず、案件先に伝わる内容になるよう簡易的なアドバイスもします(作成の代行は行っていません)。テンプレートに沿って一度形にしておけば、そこからの調整は難しくありません。

スキルシートは、一度きれいに作れば長く使えます。作った後も、案件の区切りごとに書き足していけば、探し始めたときにはもう準備が終わっている状態にできます。

「次の一本」を切らさないために、まずはテンプレートで形を整えるところから始めてみてください。

スキルシートを登録して案件の紹介を受ける(登録は無料・最短1分)

よくある質問

スキルシートのテンプレートは無料ですか?
はい。RelayのスキルシートのExcelテンプレートは無料でダウンロードいただけます。登録の有無にかかわらずご利用いただけます。
テンプレートはどの形式ですか?
編集しやすいExcel(.xlsx)形式です。案件先に伝わる項目があらかじめ並んでおり、別タブに記入例のサンプルも入っているので、書き方に迷ったときはそちらを参考にできます。
スキルシートに自信がありません。
テンプレートの項目を順に埋めれば形になります。Relayに登録いただくと、提出するだけで終わらせず“案件先に伝わる”内容になるよう、書き方の簡易アドバイスもします(作成代行は行っていません)。

監修

馬込 浩株式会社KOPS 代表取締役

業務システムの開発・受託に携わり、フリーランス/業務委託エンジニアの調達・案件マッチングの実務に通じる。Relayの記事は、案件先に「伝わる」スキルシートと、案件を切らさない働き方の観点から監修しています。

運営者情報